2022年3月29日にファミリーマートから登場した「トロペジェンヌ」が話題になっています。さらには、2022年6月1日には、ヤマザキからも発売が開始されるようです。

出典 Twitter
そんな中、昨年大ヒットしたマリトッツォとトロペジェンヌの違いわからない!といった世間の声が散見しています。
ということで、今回は、
・トロペジェンヌとマリトッツォの違い
・作り方やレシピの違い
・由来や発祥の地
についても深堀していきますよ。
味に関しては、どちらも食した身としてはどちらも美味しかった!という結論でして、甲乙付け難いというのが正直なところですね。
では、まいりましょう。
[the_ad id=”875″]トロペジェンヌとマリトッツォの違いと共通点について
2022年大注目のトロペジェンヌですが、マリトッツォとの違いはどこにあるのか?
何が違うのか気になります。
味や特徴・そのお菓子としてのルーツ、由来など様々な観点から二つのスイーツについて調査してきました。
共通点はブリオッシュ?見た目の違いについても
トロペジェンヌとマリトッツォを並べてみました。左がトロペジェンヌで右がマリトッツォになります。
正直に申しまして、私もどちらがどっちなのか、パッと答えることができませんでした。それぐらい、ぱっと見では似ているという印象です。
両者ともに、ブリオッシュ生地の間にクリームが挟んであるのは共通しているところですね。
ちなみに、ブリオッシュとは、バターと卵をたっぷりと含んだフランス発祥のリッチな菓子パンを表しています。
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~6月の新商品~
【甘夏クリームパン 180円】柑橘風味のルヴァン種わー配合した口どけの良いブリオッシュ生地に、愛媛県産みかんのピール&果汁入りマーマレードを使用した甘酸っぱいクリームを包みました🍊#メーランモール #パン屋 pic.twitter.com/GnnEApILlg
— 恵仁会喫茶 ベーカリーカフェメーランモール (@OJa48HUuM7egU9P) June 1, 2022
名前の由来としては、「プリ=砕く」・「オシェ=ゆさぶる」の二つの言葉を組み合わせたというルーツと、ブリー地方の名前から付けられたという二つの説があるようです。
「きめ細かいなめらかな生地」といった感じでしょうか。ふんわりした食感はたまりませんよね。ただ、きおつけたいのが、かなりカロリーお化けなんですよね。w
[the_ad id=”875″]発祥や名前のルーツが素敵すぎ!
まずはマリトッツォからいきましょうか。
そういえばマリトッツォもイタリア発祥だと気づいたので見つけて買ってみた!日本のと違ってクリームが甘くない pic.twitter.com/SvqPwi45wt
— わんわんサイクル🇬🇧 (@wan111uk) May 30, 2022
マリトッツォは、「イタリアの伝統的なスイーツパン」になります。昨年の大ブームを巻き起こし、名前は知らないにしても写真を見せたら、「あ〜これね!」と認知されている印象です。
最近では、お菓子屋さんにいくとよく見かけますよね。
マリトッツォの名前の由来は、イタリア語のMario (マリート=夫)という言葉が変化したものなんだそうです。
古代ローマでは、男性がマリトッツォのような甘いドルチェを婚約者にプレゼントするというロマンティックな風習がありました。ドルチェの中に、指輪や小さな宝石をしのばせて想いを伝えることも。ドルチェを受け取った女性は、贈った人をMarito(マリート=夫)の俗称であるmaritozzo(マリトッツォ)と呼んでいたそうで、これがマリトッツォの名前の由来となっています。
引用元:kitanokashi
なんかルーツが素敵すぎやしませんか…
ちなみに、マリトッツォとは、パンの部分のみを指す言葉だそうです。
ですから、正式には、「マリトッツォ・コン・ラ・パンナ(パンナ=生クリーム)」と呼ばれているようです。
ですから、イタリアにいかれた際に、「マリトッツォ」と注文するとプリオッシュ生地だけが出てくるということですね。w
私が店員でこの注文が入ったら間違えたのか?と思う反面、こだわりの強い人なのか?そんな風に思ってしまいそうですけど。w
また、近代的なお菓子に見えるようで、実はローマの長い歴史のなかで生まれたスイーツになります。日本でいうところの団子とかでしょうか。
そんな古代ローマをイメージしながら食べると、なんかイケてる雰囲気出るかもしれないですね。
[the_ad id=”875″]続いて、トロペジェンヌについていってみましょうか。
\新商品のお知らせ📢/
南フランス生まれのお菓子 #トロペジェンヌ ✨
6月からヤマザキパンでも新発売👏ブリオッシュ生地でカスタードホイップをサンド。
カスタードホイップとパールシュガーの美味しさがくせになります🥰
見た目もかわいくないですか💕?食べた方はぜひ感想を教えてください😉 pic.twitter.com/hsKzDBqKTa
— 山崎製パン@商品情報発信中 (@yamazakipan_cp) May 27, 2022
トロペジェンヌは、南フランスのサン・トロペというリゾート地で生まれました。1952年頃発祥と言われています。
歴史的には、マリトッツォの方が古いということですね。
しかし、この発祥の歴史がかなり素敵なので以下に紹介しますね。
1952年頃、アレクサンドル・ミカというポーランドの人のパティシエさんが、フランスのサント・ロペにパン屋さんを開店します。
そこで生まれたのが、この「トロペジェンヌ」になるわけですが、これは、アレクサンドル・ミカさんが小さい頃におばあちゃんに作ってもらっていたものなんだそうです。
それを、商品化したということです。
つまり、商品として世に出されるには、時間がかかったが庶民には愛されていたそんなお菓子だったということです。
これが、後の看板メニューとなったそうです。

ですが、この時にはまだお菓子の名前が決まっていなかったそうです。1955年のある時、サン・トロペ付近の海岸ラマチェルである映画の撮影が始まりました。
そこにいたのはブリジットバルドーという女優さんなんですが、後の「トロペジェンヌ」の名付け親になります。ある日、彼女がこのお菓子を食べ、とても気に入ったそうです。
そして、このお菓子の名前について
「名前はタルト・サントロペがいいんじゃないか?」と提案されます。
これがきっかけでこのタルトの名前「サントロペの女の子」という意味のトロペジェンヌと名付けられたそうです。
ということで、二つのスイーツの発祥や由来についてはこんな感じです^^
[the_ad id=”875″]味の違いやポイントを解説!
どちらも甘く美味しい!(笑)こんな印象を持ちました。これだけではちょっと味気ないので、まずは私の感想から。
思うに、トロペジェンヌはマリトッツォのカスタード版といった感じです。
トロペジェンヌうまい
マリトッツォのパリジェンヌバージョンって感じ pic.twitter.com/aw1JPq16on— あすコーン天!💗💛 (@asukamilk0309) May 30, 2022
ブリオッシュ生地をどかすと中身はこんな感じになってます。

出典 Twitter
イメージとしては、クリームパンやシュークリームの味に似ている印象です。
もちろん、中にスイーツを挟んであるものもあったりしますから、一概に全てが同じ味では無いのです。
要はオリジナルなものも作れるよというところ。ポイントは「カスタード」ですね。
不思議な味のバターのカスタードクリームの柑橘系という感じ?
ファミマのトロペジェンヌはオレンジピール入りでこれがかなりいい役割をしている印象でしたね。
[the_ad id=”875″]続いて、マリトッツォについてですが、こちらは「クリーム」がポイントですね。
さっぱりとした軽い口当たりの生クリームが特徴ですね。ちなみに、2021年から様々なコンビニで販売されるようになったことが日本で大ブームになったきっかけとなります。
イメージはこんな感じです。
大阪新阪急ホテル地下1階にある「ブルージン」の、ネコ型のパン生地にはちみつとたっぷりのホイップクリームをサンドした「いろねこマリトッツォ」✨ pic.twitter.com/sLNVBVMd6r
— 極上のスイーツ (@sweetroad5) May 26, 2022
ブリオッシュ生地の間にホイップクリームが分段に挟まれています。
見た目は、マリトッツォの方がセレブ感があるというか、品のある印象ですね。とにかくこのホイップクリームがポイントです。
色々なところのマリトッツォを食べてみましたが、やはりこのホイップクリームがどれだけ美味しいかがポイントになりますね。
個人的にはいちごが挟んであるのが好きです。
「EATALY HARAJUKU(イータリー 原宿)」さんの “マリトッツォ フラーゴラ ” ( ・ิω・ิ)b✧https://t.co/tsLcDcUqKV#マリトッツォ #maritozzo #苺 #いちご #strawberry #スイーツ #原宿 #harajuku pic.twitter.com/IUI8DHfxQm
— 表参道&青山インフォメーション (@omotesando_info) May 27, 2022
家でも作れる?作り方やレシピの違いは?
マリトッツォやトロペジェンヌは家でも作れるみたいですね。
マリトッツォを作ったよ🍓
今週もお疲れ様♪週末の癒しにどうぞ🐰 pic.twitter.com/BmlkBsIhAq— sato_cakemaker (@SCakemaker) May 28, 2022
トロペジェンヌを作った pic.twitter.com/gbdzzHhLTE
— イヌゥ2 (@bunnub_inu) May 29, 2022
前述したとおり、ブリオッシュの生地を作ることができれば、意外とサクッと作れてしまうのかもしれませんね。
想像するに、自分が子供で家に帰って来て、上記のお菓子があったらかなり嬉しいです。
シャレオツ感半端ないですし、なんせ自分のために手間のかかりそうなスイーツを作ってもらえたことに喜びそうな予感です。
子供は喜んでくれそうですね。
ちなみに、以下にマリトッツォとトロペジェンヌの作り方の動画をのせておきますので参考に指定ください。
マリトッツォ
トロペジェンヌ
動画で見ると簡単そうにみなさん作っていらっしゃいますが、作ってみると難しいんですよね。きっと…
イメージした味にならないというか…
ただ、その作っている時間がとても楽しいですよね。子供たちと楽しみながら作るってのも、最高じゃないでしょうか。
我が家でも挑戦してみようと思いま。
[the_ad id=”875″]トロペジェンヌとマリトッツォどっちが人気?評価や感想は?
甲乙つけ難い二つのスイーツですが、結論から言いますと現段階では、マリトッツォが優勢のように感じます。
これは、味がマリトッツォの方が美味しいというわけではありません。どちらも食べた身としては、どちらも美味しいです。
では、なぜ優勢なのかというと、マリトッツォは、2021年に大ブレイクしたという過去があります。つまり、トロペジェンヌにはその実績がまだない。その違いですね。
要は、これから伸びることを想定した期待値を含んどいるということです。
また、前述した通り、マリトッツォはホイップクリームが主となり、トロペジェンヌはカスタードクリームが主となります。
ですから、そもそも比較するにも土俵が違うのかな、とも思います。
どちらも違ってどちらもいい!人それぞれの味覚で味わって!というのが、世間の声でもあるように思います。
これから、ますますトロペジェンヌが流行す流ことが予想されますから、今後の期待値は相当高めです!
[the_ad id=”875″]コンビニのスイーツのレベルが高すぎる件…
コンビニのスイーツのレベルが高すぎると感じるのは私だけでしょうか?
洋菓子店やスイーツ専門店で食べるスイーツは当たり前のように美味しいのですが、それも比較しても遜色ない印象です。
プロが仕上げる洋菓子店に入る確率よりも、コンビニに立ち寄る確率の方が高い方が多いと思います。
ですから、試しに買ってみる的な流れで食べてみたら美味すぎた!こんなパターンが多いと思います。というか、私もそうですので。なぜこれほど美味しいのでしょうか?
それについてもちょっと深掘りしておきましょう。
[the_ad id=”875″]どうも、コンビニのスイーツ部門は、会社の売上にかなりのウエイトを占めているようで、その覇権争いが激化しているそうです。
コンビニのシェアと人気シェアはこんな感じです。

出典 ラインリサーチ
これは2020年にラインリサーチによって調査されたものです。参考資料としては十分な調査結果ではないでしょうか。

また、セブンイレブンが「オリジナルスイーツ」、ローソンが「ウチカフェスイーツ」などのオリジナルブランドも打ち出しています。
オリジナルブランドにファンが付くことで、売上も伸びることでしょうし、自社制作となればコストも削減できます。
ただ、これって相当売れないと赤字になってしまうでしょうから、オリジナルブランドが相当売れ行きがいいことがわかりますね。
オリジナルブランドを作るほど研究・改良を重ね、スイーツ開発に力を入れているわけですから、美味しいにきまっているか!
そんなふうに感じますね。