イップスになりやすい人には共通の特徴があると思うんです。
今回はそんなイップスに悩んでいる方・周囲にイップスの方がいるのでなんとかしてあげたい!
と思う人に向けたまとめ記事です。
私や私の周囲にいた選手がイップスを克服できた体験談と失敗談、さらにはスランプとの違いについてもお話しますよ。
【解説】イップスになりやすい人の特徴は?
完璧主義
こんなところが原因のように思います。
実際イップスである私であったり、周囲の友人を見ていてもこの2つが当てはまるのではないかと思いますね。
まず、ちょっとでも狙ったところから外れるならば、なぜそこに投げることができなかったのか?
どうすればもっとうまく投げることができるのか?
このように考え始めるんですよね…
これはとてもいいことなんですけどね。はじめのうちはいいんですが、これが続くと試行錯誤しいろいろ試していくんです。
ミスを少しでも減らせるように練習で補おうとたくさん練習します。
ですが、それがかえって精神的に重荷となり、
投げたくない…
投げれない…
と深みにはまっていくわけです。
簡潔にいうならば、イップスとは、狙った場所に投げることができない。投げることが怖いと思ってしまう。そして、投げ方がわからなくなってしまう。
こんな感じです。
よく、ピッチャーゴロをあえてファーストに投げずに1塁ベースに向かって走る投手を見た事はありませんか?
あれは投げることが怖い、暴投してしまうことが怖い、そういった心理から現れる行動です。
こういうやつですね。私もやったことあります。w
笑えないレベルの送球イップス😇 pic.twitter.com/z71K7aZPVu
— Sympathy@Kはオリ守護神🐮 (@Dontforget2014) March 25, 2022
また、10年ぶりに改訂された広辞苑にも「イップス」が新登場したようです。
もともとはゴルフ用語なんだそうですよ。
1930年前後に活躍したプロゴルファーのトミー・アーマーが思うようなパットができずに苦しんだのが始まり。「子犬がほえる」意味の英語yipが語源といわれる。ゴルフ、野球などスポーツ界から広がり、今や音楽やビジネスの世界でも使われている。
引用元:URLhttps://www.excite.co.jp/news/article/CocokaraNext_11145/?p=3
こんなルーツがあることは知らなかったですね。
ここまでをまとめると、イップスになりやすい人の特徴として、神経質・完璧主義であることが原因ではないかと思いますね。
ここまでの流れから分かるように、スランプとは一定期間の成績が出ないことですから、全く意味が違うことになります。
スランプ一定期間で抜け出すことができますからね。それと比較すると、イップスは長い期間の戦いになるわけです…
阿部慎之助とイチローもイップスだった!
嘘だろ?
なんて思うような話ですが、イチローも阿部慎之助もイップスなんだそうです。
これは、よくある話なんですが、遠い距離を投げる時は意外と気にしずに思い切って投げることができるんですが、近い距離になると突然イップスになってしまうんです。
イチロー選手もこれに該当したようですよ。

他の選手でも、もっとメジャーリーガーの田口壮選手や、内川聖一選手はスローイングが不安になったことで外野手への転校を決心したようです。そして大ブレイクを果たします。
投げることへ意識が向かないことで、バッティングに集中できたわけですね。
これはこれで、イップスと言うものとうまく付き合う事を消し、割り切れたことが良いのように思いますね。
で、イチロー選手はイップスの経験についてこのように述べています。
「僕らの高校時代は1年生がゴミで、2年生が人間、3年生が神様っていう位置付け。ゴミが神様に投げる。先輩たちに投げられなくなり、2年春からイップスになったんです。僕の野球人生で一番のスランプでしたね。投げることって、当時一番自信があったものですからね。オリックス入団5年後の97年まで続きました。日本一(96年)になった時、僕まだイップスでしたから。苦しかったですね~」
引用元:URLhttps://www.excite.co.jp/news/article/CocokaraNext_11145/?p=2
あの世界のイチローさんでもイップスになってしまうのですから、なんか親近感が一気に湧きますね。
自分もイップスでもいいんだと思えますよね。
阿部慎之助選手に関しても、現役中人知れずイップスと戦っていたようです。
何が凄いって、イップスであるにもかかわらず、2006年にはリーグ1位の盗塁阻止率を記録していますし、2007年からは8年連続でベストナインを受賞しています。
どこからどう見てもイップスとは思えませんし、イップスであったとしても克服できているのではないかと思うのが普通ですよね。
ただ、阿部選手に関しては、このイップスを克服できたと思ったと思ったことは1度もなかったんだそうですよ。
ここまでの成績を残している選手でもあるにもかかわらず、そんなことがあるのか?
と思い情報を集めていると阿部選手がこのようなことを話していました。
「もし現役を続けていたら、たぶんまた(イップスが)出たと思う。1回なったら、絶対に治らない。だから、人間の脳ってすごいと思いますね。悪いことは忘れないし、いいことはあんまり覚えてない。『脳みそ、すげぇな』って思いますよ」引用元:URLhttps://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/npb/2022/03/09/post_49/index_3.php
これは意外ですね…
でもうまく付き合っていったわけですが、実際克服する方法はあるのでしょうか?
イップスの克服法は?元イップスの私が解説!
こちらは、千葉ロッテマーリンズに所属していた里崎選手のイップスを克服したい方向けの動画になります。
確かに、私も最終的には投げ方が下手なんだと開き直って、0から学び直しました。
私は遠投100m以上投げれましたし、スピードも135km以上は投げれました。(野手)
そんなこともあって今更、投げ方が悪いなんて考えたことなかったんですよね。
ですから、克服法の一つとして考えて欲しいのが「自分は投げるのが下手」ということですね。
意地を張らずに素直に認め対策をとってみてください。きっと私のように克服ができるかもしれません。
ただ、イップスに戻りそうになることは、いくらでもありましたからそういった時にどのように付き合っていくのかが難しかったですけどね。
やはり気の持ちようでしょうか。
また、闇雲に練習してもイップスが全く治らない時もあったんですよ。
そういった時は何をしたかというと、練習することをやめました。
今だから言えるのですが、練習サボって遊びに行ったりしてましたね。w
これは現実的に難しいですから、リフレッシュすることを心がけてください。
私の経験談ですが、バッティングの調子が悪くなった時も同じことしてましたね。いっぱい遊んでまた野球に没頭するというか。
練習することで修正するということもいいのですが、かえって深みにハマることの方が多い気がした時はこんな感じで、野球と距離を置いていましたね。
人それぞれスタイルがありますから、一概に私の方法が正しいとは限りません。ただ、リフレッシュの後は誰よりも練習していましたので感知がなさらないようにお願いいたいます。
悩んでいるあなたへの一つの参考にしていただければと思います^^
最後にまとめると、イップスになりやすい人の特徴は、神経質で完璧主義な方というあたりではないかと。

改善方法は、上記の通りで
「自分の投げ方を下手と認め一から練習する」もしくは「リフレッシュの場を作る」こんな感じではないでしょうか。
何が大事ってメンタルなんですよね。メンタルを整えれば自ずと光は見えてくるように思いますよ。解説,イップスになりやすい人,特徴,克服法,スランプ【解説】イップスになりやすい人の特徴は?克服法やスランプとの違い等